一日の終わりに、身体の汚れや疲れをとるために入るお風呂。みなさん毎日お風呂に入っていますか?
今では全国的に、浴槽のお湯に浸かったり、シャワーで身体を流したりするのが一般的ですが、昔は地方によって風習が異なっていました。

■関東地方のお風呂
現代に近い形式の入浴が行われていたのが、関東地方のお風呂です。
江戸時代のころは、まだほとんどの家に浴室がなかった時代だったので、人々は公衆の浴場を利用していました。
関東ではお風呂のことを「湯」と呼びました。そして銭湯のことを「湯屋」と呼んで毎日利用していたんですよ。

■関西地方のお風呂
一方、関西地方では、お風呂のことを「風呂」と呼んでいました。
この名前は、風(空気)を囲うという意味からつけられたもので、お湯の蒸気を密閉した浴堂にとりこみサウナの状態にしたものが、一般的な入浴法でした。
入浴療法を行っていたこともあるくらい入浴は健康によいとされ、薬草を入れた湯で蒸気風呂を行っていました。

こうしてみると、関東地方と関西地方の風習が合体したものが現在のお風呂になっていたんですね。
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