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お役立ちコラム

Ｎｏ．８０　「オート水洗」のウソ・ホント

■■自動洗浄トイレって何？
「自動洗浄」とは、トイレで用を足した後、自動的に洗浄してくれる仕組みのことです。人の動きをセンサーで感知して、便器から立ち上がると自動的にトイレの水が流れるようになっています。メーカーによって「オート洗浄」「オート便器洗浄」「フルオート便器洗浄」などと呼ばれます。

以前のモデルは、大・小の流し分けは出来ず一律に大の水量が流れていましたが、最近のモデルは、着座時間に応じて大・小を切り替えて適した水量を流してくれたり、男子の小用に対応したものもあります。

■自動洗浄トイレの長所は？
長所は、ズバリ手間が省かれることです。
といっても、わざわざ省くほどの手間ではないとも考えられます。しかし、実際には他の機能もオート化されており、総合的な便利さがあります。
たとえば、トイレに入って便器に近づくと便フタが開いて便器の脱臭機能が動くものや、水を流したあとに便座や便フタが降りて便座の保温・節電を行うもの、トイレを自動洗浄する時にあらかじめセットした洗剤液で泡洗浄してくれうものや除菌効果のあるミストを吹きかけてくれるもの、などがあります。
いろいろな動きを自動化し、その中の一つが自動洗浄となるわけです。

昨今のコロナ事情を鑑みると、トイレで便フタやレバーに触れずに用を足せるので、清潔・安全というところも大きいのではないでしょうか。

■自動洗浄トイレに短所はないの？
自動洗浄は、基本的に便座一体型でタンクレス仕様の便器に採用される機能です。つまり、この機能を利用したいと思えば、値段の高い便器を買わなければならないということです。それが、短所といえます。

また、自動洗浄トイレに慣れると、通常のトイレで流し忘れという失敗を犯しやすいです。特に小さな子供は忘れやすいようなので、お子さんが小さいうちは、機能を止めたり、「トイレの後は流すんだよ」ということを声かけしてあげるとよいかもしれませんね。